NHKの取材ヘリ運航を専業とするオールニッポンヘリコプターの
EC135T2(JA37NH)が着陸の際機体を損傷する事故がありました。
報道によると(2023年)3月2日午前10時40分ごろ
岡山空港で、給油のため着陸しようとしていた際
機体がバランスを崩し、スキッドがハの字になり機体を損傷しました。
1番スポットには機体の部品が散乱し同スポットは閉鎖されたようです。
滑走路の閉鎖はなく、他の航空機の運行に支障は出ていません。
【写真:P.A.:事故機と同型機 NHK取材機 EC135】
山陽放送の空港情報カメラの映像を見ると北東側の誘導路から
ホバりながらスポットに入る様子が撮影されていますが、
特にふらつくでもなく、異常はないようですが
画面からフレームアウトした直後、
3、4mぐらいの高さからハードランディングとなったようです。
広島へリポートを離陸した同機は給油のため岡山空港に
着陸するところだったそうです。
乗っていた機長、整備士、カメラマンのうち
カメラマンが擦り傷を負ったそうです。
事故当時岡山空港では瞬間最大風速10mを超える風が
吹いていたそうです。
EC135は車輪式ではなくスキッド式の着陸装置のため
スポットまでホバータクシー中でした。
写真を見ると、機体左側のスキッドが折れ胴体が
地面に接しているようです。
胴体後部のADSアンテナと機体左側前方スキッドに
付けられている防振カメラも、破損しているようです。
【写真:事故機はP-3からスポットNo.1に進入、給油の予定だったか?】
NHK取材機EC135の事故としては2007年静岡ヘリポートで
テイルローターコントロールロッドの破断で墜落
1名死亡1名重賞を負う事故がありました。
【写真:オールニッポンヘリコプターホームページより】