テレビ朝日の取材ヘリ(といっても代替機ですが)が取材中に
エンジントラブルに見舞われ予防着陸。
その様子を日本テレビの取材ヘリが空撮していました。
122.6の共通波で聞いたのか?
神奈川県愛川市は厚木のコントロールゾーンだっけ?
日テレカメラマンのリポートも聴きたかった、
東邦航空のパイロットはいい判断、いいところに上手く降りました!
【写真:NNN/日本テレビ】
(2019年)6月19日(水)午後5時55分ごろ
神奈川県愛川町上空で横浜地検が収容しようとした男が
逃走した事件を取材中のテレビ朝日の取材ヘリ、
東邦航空のAS355F2(JA6697)の
2つあるエンジンの1機がトラブルを起こし
約5分後、愛川町内の河川敷に予防着陸しました。
乗っていた、パイロット、整備士、カメラマンの3人にけがは無く
着陸の様子は、同空域を取材飛行中だった日本テレビの取材ヘリに
撮影されていました。
運輸安全委員会は21日、重大インシデントに認定し調査を始めましたが
日本テレビの空撮映像を見る限り、エンジンパワーのないN類双発の
AS355で、短い草の生える河川敷を上手く見つけて若干の滑走着陸で
上手く降りたと思います。
パイロットさん、グッジョブです。
報道によると、同機は午後5時35分ごろ東京ヘリポートを離陸
愛川町付近の行動640mを飛行中エンジンの一つが停止。
エンジンのタービンブレードが破断したようで、エンジンケースを
突き破り数センチほどの穴が空いていたそうです。
【写真:テレ朝のレギュラー機材EC135 JA01EX】
【写真:テレ朝のレギュラー機材AS365 JA02EX】
テレビ朝日は従来東邦航空のAS365とEC135の2機を専用取材機として
使っていますが、今回は耐空検査中なのか、つくばヘリポートへの
災害時対応用機のローテーション当番だったのか、代替機のAS355でした。
N類のAS355F2はアリウスエンジンでは無く
アリソン250C20Fエンジンの双発。1992年登録のベテラン機。
東邦航空が資本参加しているオールニッポンヘリコプター(NHK取材ヘリ専業)で
NHK取材機として短期間運用されていたこともあるようです。
この355、テレビ朝日のレギュラーの365、135が対空検査時、
イベント時の予備取材機として製作したようです。
FPUのアンテナは可倒式の1本。後部座席はカメラマン席、中央に機材ラック
レポーター席が左側と最大4人乗り。
テレビ取材機のトラブルによる着陸を他局が撮影したのは日本では初めてでしょうか?
機体の損傷もエンジンカウル部分のみで、防振カメラ(高いもんね)も無傷。
けが人もなく良かったです。
「重大インシデント」と聞こえは悪いですが、パイロット、整備士さん
いい仕事しましたね。
テレビ朝日のニュースで、事故時の映像を流さなかったのは…
積極報道はしないか…カメラマンさん、防振カメラも、
機内でもカメラは回していたと思うけど。
着陸の際、防振カメラは後ろ向き、スキッドの方向を向いていたような…
機長の指示かな?私なら、前向きにしたかな〜
AS355。N類ですが、やはり双発の安心感は違いますね、
NHKは135ですらもう新規では使わないですから・・・
【参考↓】
海外では、取材中のヘリのトラブルを他局の機体が空撮することは
ままありまして、すごい映像が残っています。
撮影&リポートしているカメラマンの喜び方がイイです!