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JAL DC10エンジン部品落下 第三エンジンも危なくなかった?

8月12日、福岡空港発ホノルル行きJALウエイズ58便、DC10が離陸直後、左翼エンジンから火を噴き出し、福岡空港に引き返す事故があった。DC10からは部品が落下、破片で2人けがをしたらしい。

JAL DC10エンジン部品落下 第三エンジンも危なくなかった?_c0015444_18234570.jpg
エンジンが壊れる事自体は決して珍しい事じゃないと思うんだけど、その為に他のエンジンがついているんだし。私も昔乗ったDC10の第三エンジンが不調で二発のエンジンで飛んでた事があったっけ。

今回は離陸直後の市街地上空で部品をまき散らしたのが、不安をあおったと思う。
今回凄かったのは、事故の瞬間をNHKのカメラがたまたま撮影していたと言う事。ものすごく迫力のある映像だった。第二エンジンは映像を見る限り爆発と言っていいほど炎が吹き出していた。パイロットも「緊急事態」を宣言するほどでは無かったにしろ、あの映像をみたらきっと青ざめたんだろうな〜。
福岡からホノルル行きのこのJAL便は先日廃止が決まって、そのニュースを取材中のカメラがたまたま出発を撮っていたらしい。ツキもカメラマンの実力だね。

この映像を見ると、炎が長い尾を引いて、一瞬尾翼の第3エンジンの中にも火がついているように見えるんだよね。福岡空港でDC10と言うと、96年 ガルーダインドネシア航空機が離陸時のエンジントラブルを起こして離陸に失敗した事故があったけど、あのときはダメになったエンジンじゃ無くて正常なエンジンの推力を落としちゃって、結局一発で離陸するハメになったんじゃ無かったかな?

今回は大事故にならなくてよかった。まあ、エンジン故障はそんなに珍しい事ではないんだけれど、離陸直後というのと、映像が残っているのが一般の人に不安を与えたね。

JAL DC10エンジン部品落下 第三エンジンも危なくなかった?_c0015444_18262935.jpg
この日、8月12日は御巣鷹山の事故からちょうど20年。この日にトラブルにあったパイロットは必死だったでしょうに。乗客は不安だったでしょう。
123便の人たちが力を貸してくれたと考えるのは、考え過ぎでしょうか。
でも、第三エンジンに火が燃え移らなくてよかった。
by pressaviation | 2005-08-13 18:22 | 飛行機話 | Comments(0)

新聞、テレビに見る航空取材合戦。報道飛行機たちの活躍を気が向いたときに書くブログ。その他のヒコーキネタ、新北九州空港の話題も。


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