毎日新聞ヘリ事故 操縦士を起訴猶予
2015年 04月 08日
去年、2014年10月、広島県と愛媛県を結ぶ「しまなみ海道」での
サイクリング大会で毎日新聞の取材ヘリがおこしたダウンウォッシュで
参加者2人が重軽傷を負った事故で
松山地検は3月20日、業務上過失傷害と航空法違反の容疑で
書類送検されていた毎日新聞のパイロットを
起訴猶予(不起訴処分)としたそうです。
【写真:毎日新聞大阪ベースのEC135「きぼう」=JA30MP】
以下毎日新聞の記事から
事故は昨年10月26日午前9時5分ごろ、
愛媛県今治市の来島(くるしま)海峡大橋で発生。
ヘリが航空法の定める最低安全高度(橋から150メートル)を下回る
約30メートルでホバリングしたため、車道上の滑り止め用マット
(重さ約13キロ)が飛んで自転車で走行中の会社員の男性(54)と
女性(46)=ともに埼玉県=に当たった。
2人は転倒し、男性は右手指の靱帯(じんたい)を
損傷する重傷、女性は軽傷を負った。
愛媛県警伯方(はかた)署が先月4日に両容疑で書類送検していた。
毎日新聞社長室広報担当の話 検察庁の判断を重く受け止め、
今後も社員教育を徹底するとともに事故の再発防止に向け
安全対策を講じていきます。
負傷されたお二人をはじめ、大会の参加者、関係者の皆様にご迷惑を
お掛けしたことを改めておわびします。
(引用終わり)
この毎日新聞の記事からはいまいち飛行状況が見えませんが
以前書いたブログの内容でいいのでしょうか?
松山地検は
「被害者の処罰意思、(毎日新聞の)補償状況、再発防止策等を鑑みた」と
しています。
おそらく、起訴されても100%ヘリのダウンウォッシュが原因というのは
証明できないでしょうが、最低高度違反などは撮影した写真や、
関係者などの話から明らかだったのでしょう。
ただでさえ風に弱い自転車、それに限った話ではありませんが
空撮では十分な配慮必要ということですね。