<   2013年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

小型ヨット「エオラス」で太平洋横断に挑戦していた
ニュースキャスターの辛坊さんと全盲のセーラー岩本さんが
6月21日遭難。海自のUS-2で無事救助された。
c0015444_16304912.jpg

【写真:辛坊さんらを救助したUS-2 同型機:海上自衛隊】
今月8日に大阪港を出発。準備と最後の訓練を行い
福島県の小名浜港に入り、16日にサンディエゴをめざし
出航したばかりでした。
残念でしたが、無事でよかったですね。
自然の猛威は恐いですね、その太平洋を無事に渡った
寛平ちゃんは凄い。

著名人の遭難でニュースでも大きく取り上げられた今回の救助、
海保と海自が連携、悪天候と遠洋という事も有り航空機を使っての
捜索、救助活動となりました。


今回投入された航空機は
海上保安庁のガルフガルフストリームV(LAJ500)が最初に発見、
海自のP3Cが2機、US-2が2機投入されたようです。

プロジェクトD2製作委員会と海自報道資料などから経過を見てみますと・・・

〈6月21日〉 
7時35分 宮城県金華山南東方沖1200キロ海上(北緯32度58分、東経152度49分)
      エオラス号辛坊氏から「右舷から浸水している」と事務局に衛星電話で連絡
      同時にポンプで排水作業を試みる。
7時41分 事務局から海上保安庁に救助要請。
8時01分 辛坊氏から電話「ポンプでの排水が追い付かない。船体放棄しかない2人は大丈夫。」
     2人がエオラス号から脱出し、ライフラフトに避難。

8時40分第二管区海上保安本部から海上自衛隊厚木基地に災害派遣要請。
9時50分辛坊氏と事務局が電話で連絡「北緯32度58分、東経152度49分。
   波の高さは2~3m。「2人はけががなく元気。」

10時49分 海上自衛隊 第4航空群のP-3C 1機が厚木を離陸。
11時39分 海上自衛隊 第31航空群のUS-2 1機が離陸(時刻は防衛庁資料)
11時44分 海上保安庁ガルフストリームV(LAJ500)が現場海域に到着し、ライフラフトを発見し交信。2人の無事を確認。

14時すぎ  USー2が現場に到着。海上着水を試みる。
15時    US-2は海上模様から着水が困難なため厚木基地へ引き返す。
    気象状況は南西の風約15m/秒、波の高さ約4m
       
15時05分 海上自衛隊 第4航空群のP-3C 1機が離陸。
   
15時08分 海上自衛隊 第31航空群の別のUS-2 1機が離陸。

17時53分 US-2が現場に到着し海上着水。
18時14分 2人を救出し、US-2機内に収容
       日の入りギリギリの時間
       救助時の状況は波高3~4m, 風速16~18m
       
22時31分 辛坊治郎氏、岩本光弘氏を乗せたUS-2が厚木基地に到着。


US-2は3mクラスの波高での離着水も可能とされていますが、
救助活動はまた別物。ギリギリの条件だったと思われます。
辛坊さんも会見で、隊員の方は『訓練でも経験したことがない』
状況だったと話していました。

さすが博学な方であるだけに、US-2が着水できる波高は3mぐらいと
ご存知だったそうでライフラフトの窓からみた波の高さを見て
「これはもしかして無理かもしれない」と思ったそうです。

今回活躍した海上自衛隊第31航空群第71航空隊の新鋭飛行艇US-2は
US1を大幅に改良
。フライバイワイヤに、グラスコックピット、与圧もついている。
まだ5機しか配備されていいないこの機体、最近はインドに輸出する話も
進んでいると聞きます。
今回の遭難は残念でしたが、世界に誇る飛行艇US-2、練度の高い海自、
海保の活躍で助かったのはよかったです。
「税金を使って助けて頂いた」と辛坊さんは恐縮しきりでしたが、
命に比べればなんて事ないですね。
US-2の海外売り込みの時には熱烈サポーターになってくれる事でしょう!

もう一つ、NNN系のニュースを見ていて思ったんですが、
辛坊さんら2人を救助し厚木に到着したUS-2、到着時の映像を見ると
No3エンジン(右翼胴体側)が止まっているように見えるんですけれど・・・
着陸後切ったのか?ひょっとして、調子悪くて3発飛行だったのか・・・?
c0015444_16192589.jpg

【写真:日本テレビ NewsZEROから】
辛坊さん会見中、手にずっとパッチを握りしめていました
救出された際、自衛隊員の名前を聞こうとしたそうですが
「名前は教えられないということで、代わりにもらったワッペンだ」と
大事そうにしていたそうです。
岩国基地の拠点を置く第71航空隊、今回出動したのはその厚木基地救難待機
飛行艇US-2とその原型機US-1を配備する世界で唯一の外洋救難飛行艇部隊。
c0015444_16121956.jpg

【写真:第71航空隊のパッチコールサインはレスキューアイボリー】
多分これですね

c0015444_1620301.jpg

【写真:左手には第71航空隊のパッチを持つ:デイリー】
最後に、2度目の会見での辛坊さんのコメントをデイリースポーツの記事から・・・

「海上自衛隊の第1便の水上艇が来てくれるという連絡をもらったが、私の基本的な知識では3メートルを超えると、水上艇は着水できないというのがあった。窓を開けてみたら確実に3メートルをこえていたので、これはもしかして無理かもしれないと思った。夕方になってもう少し波が穏やかになると予測し、その後、もう一度救助に来てくれたと思うが、結果的に波は相変わらず高かった。普通のパイロットだったら降りないと思う、あの海には。救助してくれた方々は『こんな海でレスキュー活動したことがない。訓練でもしたことがない』とおっしゃった。本当にたった2人の命を救うため、11人の海自の皆さんが犠牲になるかもしれないというのに着陸(水)してくれた。僕は本当にね、ああこのすばらしい国に生まれた。これほどまでにうれしかったことはない」


ふと思いましたが、飛行艇のパイロットは船舶免許がいるのかな??^ ^;〜
[PR]
by pressaviation | 2013-06-22 15:52 | 飛行機話 | Comments(0)
生中継に対応したTV局のヘリも、災害現場などの映像を
空撮、伝送するヘリテレシステム搭載の防災・消防ヘリも
映像は地上の自動追従機能付きのマイクロ基地に伝送していますが

世界初のヘリコプター直接衛星通信システム(通称:ヘリサットシステム)が
実用化、京都市消防局のAS365ドーファン2に今年、2013年3月搭載されました。

c0015444_18512530.jpg

【写真:ユーロコプタージャパン/JA02FD「あたご」】
テレビ局などには人工衛星に電波を飛ばすSNG中継車が有りますが
それのヘリ版ですね!

しかも、回転するローターの間を縫って電波を飛ばすって言うんですから
凄いですね〜

三菱電機がこのシステム納品しているので衛星はスーパーバードですね。
でもって、この静止衛星は南南東の上方40°ぐらいに有る訳です、
ヘリは位置も変わるし、旋回もしますから常にアンテナは衛星の方を
向いていないと行けません。

AS365N3の左がわ上部に設置されたアンテナは
0.4mφパラボラアンテナで レドームサイズ 550φ×600mm
重さは約35kgだそうです。コンパクトですね〜
通信速度は上り(ヘリコプター局→地上局):384kbps~10Mbps
下り(地上局→ヘリコプター局):16kbps
ヘリへの送り返しも出来るんですね!(ディレイは有るでしょうけど・・・)
画像圧縮はH.264/MPEG-4
防振カメラは写真を見る限りシネフレックスを機首右側に搭載しているようです
c0015444_19294621.png

【写真:三菱電機資料から】
という事は
右にはTVカメラ、ホイスト
左側にはヘリサット用アンテナ
胴体下部には従来ヘリテレ用のADSアンテナと
ファイアーアタック!?
全部搭載する事はないと思いますが(激重だし、もう一機ドーファンあるしね)
何とも凄いヘリが出来たものです。

そのうちテレビ局の取材ヘリにも搭載される日が来るんでしょうか?
c0015444_19225991.png

【写真:スカパーJSAT資料から】
[PR]
by pressaviation | 2013-06-14 19:22 | テレビ | Comments(0)
縮小気味の新聞航空部と同じく、私の元気も縮小気味・・・
と言うほどでもないですが、忙しかったので久々の更新です。

まぁ大したねたもないのですが、ちょっと前に行った山口宇部空港の話。
c0015444_14394051.jpg

【写真:山口宇部空港 現在の国内線ターミナル】
1966年(昭和41年)7月1日に山口県営宇部空港として開港
現在も山口県が管理する、特定地方管理空港です。
すぐ近く西側には海自の小月飛行場に、東側には空自の防府飛行場があり
これらは航空学生が飛行訓練する飛行場。

南の海を隔てて対岸の九州には同じ東京便が就航する北九州空港、
その南には空自の築城飛行場、
(新)北九州空港が開港する時は、この狭いエリアに飛行場が多いので
空域調整が防衛庁ともめてましたね。

現在は東京羽田便のみでJALが737、ANAが767,787を就航させています。
ANAの787はここから飛び立った機体のバッテリートラブルが原因で飛行停止に
なりました。
c0015444_14472262.jpg

【写真:これは777-200ですね】
1966年に出来た割にはターミナルは3代目。1200mだった滑走路も
今では2500mになっています。

初代旅客ターミナルは現在貨物ターミナルに、2代目は国際線ターミナル
(国際線定期便の就航はないですが)
3代目のターミナルは2階の出発フロアは天井が高くていいのですが
「安倍総理ご就任おめでとうございます」と保守王国山口らしい
デッカい幕に驚かされます!
c0015444_14163863.jpg

【写真:2階 出発フロア さすが保守王国山口】
特定地方管理空港だから出来る事かな?
山口県は総理大臣をたくさん輩出している県ですからね〜県内の道路もきれいです^ ^;

送迎デッキは入場料100円。フェンスは腰までの高さですが
ターミナルの端〜国際線屋上にかけて設定してあるので、撮りやすくはないかも。。。

この空港の素晴らしいのは隣接する「ふれあい公園」がある事
空港を見渡せる丘もあってのんびりするにはいい感じです。
子供が自転車で滑走?出来るなんちゃって滑走路も有りますし・・・^ ^;
c0015444_14501056.jpg

【写真:なんちゃってランウェイ25】
もうちょっと便数が増えるといいのですが・・・(でも787が見れるからいっか)
小月や防府の訓練機もタッチアンドゴーやクロスカントリーで使えばいいのに。
(近すぎるか?)

下関市のひとは北九州空港を使う人が多いでしょうし
山口県西部の人は岩国錦帯橋空港(橋なのか空港なのかはっきりしろ!・笑)を
使うようですから、宇部空港の利用者数は減少傾向なんだそうです。

山口宇部空港のお話でした。
[PR]
by pressaviation | 2013-06-06 14:51 | 飛行機話 | Comments(0)

新聞、テレビに見る航空取材合戦。報道飛行機たちの活躍を気が向いたときに書くブログ。その他のヒコーキネタ、新北九州空港の話題も。


by pressaviation
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30