青森朝日放送取材ヘリが行方不明

事故が起きてしまった。

7月6日、午前11時45分頃、青森県大間町の大間崎付近の海上で
青森朝日放送がチャーターしたAS350が消息を絶った。
取材機にはパイロット2名にアナウンサー、カメラマンの4人が
乗っていた。
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【写真:自社取材機遭難を伝える青森朝日放送ニュースから】
艦内で火災を起こした海上自衛隊の護衛艦を
ヘリで取材するため午前11時すぎに青森空港を離陸、
フライトプランでは午後2時すぎに青森空港に戻る予定だった。

航空局のレーダー解析では午前11時40分頃、
函館から南に約46キロ地点でヘリとみられる機影が消えた。
当時は、霧が立ちこめていていて視界はかなり悪かったようだ。
防波堤で釣りをしていた男性が
「沖合を飛んでいたヘリコプターが見えなくなり、
直後にドカーンという音を聞いた」と話している。

機体は、大阪の小川航空所属のAS350。JA9755
テレビ朝日系の秋田朝日放送、青森朝日放送、山形テレビ
3局が合同で契約している。
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【写真:自社取材機遭難を伝える青森朝日放送ニュースから】
パイロットは30年を超えるベテランだったそうだ。

海上では油が浮いているのが確認され、
7日にはカーゴルームのドアと、ヘッドセット、
アナウンサーの身分証が見つかった。

ヘリの中では最新機材に最新装備という印象もある取材ヘリ。
だけど、予算の少ない地方局では系列の隣県複数局で
ヘリを契約する事もよくある。
いわゆる大手ヘリ会社ではなく規模の小さい小川航空と
契約しているテレビ局はこの3局だけ。
機体も報道機にしては今や少数派となった単発機で
リモコン防振ジャイロカメラではないタイプ。
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【写真:小川航空】
この機体は、緊急時に自動的に信号を発する
ELT(航空機用救命無線機)を機内に設置していなかった。
ELTは墜落時など機体に強い力がかかるなどした際、
信号を発して機体の位置を知らせる。
航空法で沖合いを飛行するヘリには、設置が義務付けられているそうだ。
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【国土交通省HPから】
霧の中で方角を見失い海面を見るため、低空に降りすぎたか。。
何も見えずパイロットがバーティゴに陥ったか。。。
釣り人が異音を聞いたと話しているので、1機しかないエンジン
もしくは駆動系に異常が起きたか。。。。


条件は違うがバーティゴになったと思われる最近のケースでは
2004年12月24日雨が降る夜に佐賀航空のR44が海上に墜落している。


毎回違う場所、違う環境を飛ぶ報道取材機、危険度も高いけど・・・
残念な事故だ。

事故原因はこれから解明・・・
なにより4人の無事を祈りたい。





最近の取材機の事故
1994年11月フジテレビのチャーターヘリが奄美大島で墜落。
1996年4月長野放送とテレビ信州の取材ヘリが長野市で接触して墜落。
2004年3月信越放送の取材ヘリが長野県木曽川河川敷に墜落。
2007年12月オールニッポンヘリコプター所属のNHK取材用ヘリが
整備に向かう途中静岡へリポート近くに墜落。

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Commented by アキラ at 2008-07-08 21:05 x
小川航空はUSJを更に西に行った舞洲(まいしま)というスポーツ・レジャー施設がある埋立地にあるのですが、この当たりでさぼって大阪湾を眺めているときによくフライトしているのを見ました。飛行条件はよくなかったようですが無事をお祈りいたします。
Commented by pressaviation at 2008-07-24 01:45
アキラさん◇お返事遅くなりました。そうだこの航空会社はアキラさんの地元でしたね。
残念な結果になってしまいました。ご冥福をお祈りしたいと思います。
by pressaviation | 2008-07-08 17:11 | テレビ | Comments(2)

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