機長 温暖化の影響を受ける北極海を撮る

朝日新聞の環境記事について書きましたが
先日の読売にもこんな記事が。

「史上最小の北極海海氷、上空1万メートルから機長撮影」

写真はカナダ・バンクス島沖で07年8月29日に撮影
温暖化の影響で海氷が崩壊し、北極海の海面が見えている。
c0015444_16112932.jpg
【写真:読売掲載/JAL小林機長撮影)
この写真を撮影したのはJALの機長小林宏之さん。アンカレッジ発
フランクフルト行き(チャーター?それともカーゴ?)の運航の合間に、
デジタル一眼レフで撮影したそうだ。高度は約1万〜1万1000メートル。

記事によると、
『急速に進行した海氷の「大崩壊」を鮮明にとらえており、
航空機からの同種の写真は極めて珍しい』
そうだ。

温暖化を示す貴重な資料なんだろう。写真をみるとなるほど、と思う。
JALの機長が撮影したと言うのもおもしろい。
この記事がどういうきっかけで、記事になったのかはわかりませんが
正式な調査でもなしし、リリースもない、この手の記事は記者の
なんて事のない会話や、雑談なんかがきっかけになることが多いらしい。。
食事の席や、立ち話なんかから・・・(記者はアンテナをいつもはっていないとね)

この記事には苦労の跡が伺えた。
まず、この写真の持つ意味を専門家に聞いている
北極海の観測を続ける海洋研究開発機構にコメントを求め

『海氷の大規模融解を裏づける貴重な資料』

との感想を載せている

あと、撮影したのがパイロットと言う事もフォローが必要だった、
「操縦中にのん気に写真なんて撮ってていいのか」
って事を言われかねないので、国土交通省にコメントを求め

『小林機長は広報部付の機長で、フライト時にPR活動などで使う
写真を撮影している。国土交通省は「運航の安全を十分に確認している限り、
撮影に問題はない」としている。』


と、カメラを持っていたことと、撮影が問題ないことのお墨付きを得ている。

なんだかめんどくさい、嫌な世の中になりましたね。
昔なんて、巡航中の飛行機のコックピットを見せてもらったり
していたのにね。。


ちなみに、この写真を撮ったJALの小林機長、その道では有名な方だそうで
日本航空でただ一人(!?)、国際線のすべての路線をフライトしたことが
ある超ベテラン。写真家でもあるそうだ。。。へ~
c0015444_1612758.jpg


私は、客席からは見れない景色、ドンドン見せてほしいな、
もちろん安全運行に影響のない程度で。
(こういうエクスキューズを入れなきゃいけないのがさみしいね)
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by pressaviation | 2007-12-05 16:14 | 飛行機話 | Comments(0)

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