絶対、ヤバかった。中華航空機の離陸

もっと大きく報道されてもいいはず
中華航空機の離陸時のトラブル。。

映像を見る限り本当にヤバかった。
ほら、おかしいよねこの写真見ただけでも・・・
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(写真:毎日新聞)
あわやオーバーラン。乗客は乗っていなかったとはいえ
機長の判断はかなり問題あるよ。 





10月5日、佐賀空港で
中華航空の737-800(那覇で燃えたのと同型ね)が、
2000mの滑走路の先端にある60メートル過走帯をすぎて
草地との境目あたりでやっと離陸。
車輪で過走帯灯を一つ破壊し土煙をあげて離陸した。
飛び上がった中華航空機は
約25分後、速度計の不具合を理由に佐賀空港に戻ってきた。
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 (Google)
この機体9月20日、台北からのチャーター便で到着後に
胴体後部に77センチの亀裂が見つかり
やっと修理を終えて台北に戻るところだった。

いくつかの報道をみると
この飛行機、エプロンを出て離陸のため
滑走路端まで行く間(↑写真:黄色い線)に機長席とCOパイ席との
速度計の表示が一致していない事に気がついたという
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(写真:STSサガテレビ)
で、滑走端(写真:地点1)で「ちょっと待ってくれ」と管制塔に連絡
ちょっと悩んだんでしょうか、しばらくして離陸を開始した。
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(写真:STSサガテレビ)
多分、離陸を開始しても速度計の表示はずれたまま
だったのでしょうね、当然V1,V2の速度もわからず
機体を引き起こすVRの速度もよくわからなかったはずだ
にもかかわらずですよ
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(写真:STSサガテレビ)
この機長は離陸を決断し、あげくに2000mの滑走路を使い切って
高さ40センチの過走帯灯を一つ車輪でぶっ壊して
土煙があがってしまうような離陸をした訳です。
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(写真:読売新聞)
離陸は、たとえ速度計が壊れていても2000mの滑走路で
スロットルをフルパワーにすれば空っぽで軽い737なら
1600mもあれば浮くだろうと容易に想像はつくんだけど

着陸のときは対気速度が命でしょ?
実際は失速速度以上でも対気速度計が低い数字を
表示していたら失速警報が鳴るんじゃない?
それで加速すると今度はオーバーランの危険もあるよね??
その状態が離陸前にわかっていたのに、離陸を決断したって言うのは
どういう神経しているんでしょうか。

中華航空トラブルばかり日本で起こしているから
早く逃げ出したかったんでしょうね。

結局佐賀空港に引き返したんだけど。

この日は亀裂の修理を終えた機体が戻るという事で
報道各社カメラを出していた、現場にいた記者さんたちも
なかなか浮き上がらずにちょっとおかしいなと思ったらしいんだけど
速度計の故障と、異常な離陸をすぐに結びつけつことができず
当日の報道は、ただ修理機が今度は速度計トラブルで引き返した
という程度だった。
ほんとは、あわや大惨事という大トラブルなんだよね。
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(写真:読売新聞)

テレビ局にも、新聞社にもなかなかヒコーキマニアはいないと
思うけど、「あれ?変だよね、、なんで?」という嗅覚と感覚は
報道各社の現場の人には必要ですね。
知識は幅広く必要な訳です。ハイ。

飛行機の空気に対するスピード、対気スピードはピトー管で
計測されるんだけど、これがトラブルとどうなるか、

内田 幹樹さんの小説、「操縦不能」を読まれるとよくわかります。
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ちなみに関係ないですがこのイリューシンIl-86もヤバいです。。
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by pressaviation | 2007-10-05 23:05 | 飛行機話 | Comments(0)

新聞、テレビに見る航空取材合戦。報道飛行機たちの活躍を気が向いたときに書くブログ。その他のヒコーキネタ、新北九州空港の話題も。


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