海自訓練ヘリの事故はレーダー装備の135ではなくOH6

このところ忙しく、ブログのアップもできませんでした・・・

残念なヘリの事故がありました。
機体は白いボディーにテーイルがオレンジOH-6DA
海自鹿屋航空基地の訓練機。ヘリパイロットを目指す
海上自衛官が最初に乗るヘリコプターです。

2月12日
機長で39歳の3等海佐、同乗者の40代3等海佐、
訓練生で20代の2等海曹3人が乗るOH-6は
鹿児島県伊佐市上空で位置通報、これを最後に消息を
断ち、翌13日、えびの市の山中で墜落しているのが発見されました。
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【写真:海上自衛隊/OH-6DA 事故機】
近年事故をほとんどおこしていない鹿屋基地所属機の事故、
朝日の記事によると
ーー
同機は12日午前9時19分、鹿屋基地を離陸。鹿児島湾を経て
鹿児島県の薩摩半島を北上、同県出水市付近で折り返して
午前11時半ごろ基地に戻る予定だった。
午前11時前後に同機と鹿児島空港の管制官との間で
「天気が悪いので迂回(うかい)して鹿屋へ帰る。(宮崎県の)えびの、
小林、都城を経由する」とのやりとりがあったという。
その後、午前11時5分ごろの交信を最後に連絡が途絶えた。
同機が積んでいる燃料では午後0時20分ごろまでしか飛べないという。

 また、航空自衛隊からは「午前11時7分、
訓練用ヘリとみられる機影がえびの市内竪(うちたて)付近で消えた」との
連絡が同司令部にあったという。

ーー
事故現場付近を下から見ると平地から急に山々がそびえ立つ感じがするところ
付近を通る国道221号線はループ橋が設置されている。
航空図を見ると付近の山は3000fから4600fぐらい、
VFRで目標にするのはえびの市にある海自の潜水艦向けの超長波送信所の
高いアンテナ群でしょうか。

鹿屋の訓練機はOH-6DAと後継機として導入が進められているTH135。
おそらく訓練生はOH-6とTH135組に分かれて訓練が行われているはず
2種類の機体を交互に一人の訓練生が乗る事は無いはずです。

OH-6は単発タービンのシンプルな機体、訓練機には最適な機体として
各国で使用されています。
最新のTH135は民間機EC135と同じ機体、双発タービン機で
海自の仕様では桜島の火山灰対策でサンドフィルター
さらにウエザーレーダーも装備されています。
ただ、このTH135、鹿屋ではどうも稼働率が低いようです。
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【写真:海上自衛隊/TH135】
事故の日、飛んでいたのがOH-6ではなくウエザーレーダー装備の
TH135だったら、雲にまかれても山を認識できたのではないでしょうか・・・

殉職された3人のご冥福をお祈りいたします。
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by pressaviation | 2015-02-16 04:46 | 飛行機話 | Comments(0)

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