777初の死亡事故

サンフランシスコ国際空港で7月6日、アシアナ航空の
ボーイング777-200ERが着陸に失敗、
同便には乗客291人と乗員16人の計307人が乗っており
中国人旅行客の10代女性2人が死亡。1995年就航の777では
初の死亡事故になりました。
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【写真:AP】
NTSBはフライトレコーダーとボイスレコーダーを回収
分析を進めています
事故機はサンフランシスコ空港の滑走路28Lに着陸する前に失速し
ゴーアラウンドを試みたとみられる。目標進入速度は137ノット

機体後部が滑走路端の護岸に衝突する4秒前に失速警報が鳴り
1.5秒前にゴーアラウンドを試みていたことが判明しています

ここ数日の報道をみていると、パイロットたちはヴィジュアルアプローチで
オートスロットルをオンのまま着陸しようと思っていたところが
実はオートスロットルは外れており、速度の確認を失念。
失速警報がなりスティックシェイカーが作動した時には
激突4秒前だったと言う事でしょうか?

当時この滑走路はILSが工事中で作動していませんでしたが、
ILSがない滑走路なんてのはよくあることですし、事故当日は快晴。
ほぼ全てのパイロットがビジュアルアプローチだったでしょう。

着陸態勢に入ったらフラップを下ろしたらしたぐらいで
着陸スピードにセット。これをしておけば失速することはありません。
多分、事故当日のような日は着陸の前にオートスロットルはOFFにする
パイロットが多いんじゃないかな〜
ちなみにOFFにすると凄い音量で警告音が短く鳴ります。
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【写真:ABC】
ですからアシアナ機は着陸スピードに設定したつもりのオートスロットルが
最初からセットされていなかったのでしょう?
事故を起こしたアシアナ機は、副操縦士が操縦。777のに機種転換したばかりで
777の飛行時間は43時間。ただ、総飛行時間は1万2千時間を超える超ベテラン。
一方、教官で機長を務めたパイロットは777は3000時間でしたが、
総飛行時間9800時間、これでも超ベテランですが、多分訓練を受けていた
副操縦士の方が先輩だったと思われます。
「大丈夫、先輩だったら楽勝ですよ777なんて」的な空気がコックピットに
漂っていたんではないでしょうか?

でも、今までエアバス機ばかりを操縦していた先輩は余裕がなかった。。。
あくまで私の予想ですがこんな事が原因なんではないでしょうか?

アシアナ航空はボーイング機とエアバス機も保有しています。
詳しくはまだ出てきていませんが、事故時に操縦していた副操縦士は
エアバス機の乗務が長かったんではないでしょうか?
手動でもヒューマンエラーを防止するためコンピューター制御が介在するエアバス機と
最終的には人が全てを操作するというボーイング機ではしばしばオートパイロットなどで
事故が起きています。
今回の777の事故は、名古屋空港で起こった中華航空のエアバスA300の
逆パターンなのではないかなと感じます。

素人ながら。。。
亡くなられた方のご冥福と、事故原因解明をお祈りします。
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by pressaviation | 2013-07-11 15:31 | 飛行機話 | Comments(0)

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