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読売新聞・日本テレビが取材用ジェット機を共同運用

更新をサボっている間に航空報道業界(そういう業界で括るのかどうかはしりませんが)で
ちょっと動きが有りました。
ほーどー飛行機を扱うこの変なブログでは取り上げないといけませんね。

読売新聞が所有する取材機、サイテーション560
(JA560Y「みらい」)
を日本テレビと共同運用する事が発表され
12月1日羽田の読売新聞格納庫で安全祈願祭が行われました。
発表によると運航や整備を両社で負担します。
読売新聞・日本テレビが取材用ジェット機を共同運用_c0015444_20422379.jpg

【写真:YOMIURI】
サイテーション・アンコール「みらい」は読売新聞が2006年年に導入
写真撮影用の光学ガラス窓などの装備が施されています。
今回、日テレとの共同運行にともなって、左翼に書かれていた
読売の社旗の隣に「日テレ」のロゴも書き加えられました。
エンジンナセルには読売の社旗のみのようです。。
読売新聞・日本テレビが取材用ジェット機を共同運用_c0015444_19425027.png

【写真:日本テレビ】
日本テレビはグループの読売新聞とジェット機を運用することで
遠方の取材に活用することができ、
読売新聞は取材機の自社保有を維持しつつ、経費を分担することで
負担軽減が図れる。
読売新聞・日本テレビが取材用ジェット機を共同運用_c0015444_19435053.png

【写真:日本テレビ】
新聞社とテレビ局の取材機共同運行では、
産經新聞とフジテレビがサイテーション501「オーロラ」の例がありました。
フジ・サンケイグループの目玉マークが書かれた機体を運用していましたが
機体の退役にともなって運用は終了しています。

サイテーション「みらい」は写真などは衛星回線などを使って
伝送が可能ですが、HD動画を生中継で伝送する能力は備わっていません。
(ご存知の方がいれば教えて下さい)
TV取材へりのよな防振カメラの装備や、マイクロ(SNG?)伝送などの手段も
これから求められるようになるかもしれません。

実際、25日放送された日本テレビ「真相報道バンキシャ」での
震災漂流物の取材では、「みらい」が活用されていましたが
やはり担ぎのENGカメラではTV取材ヘリのような安定した映像は撮れていませんでした。
ただ、主翼に読売の社旗とならんだ「日テレ」のロゴは
他局の報道部長さんは羨ましかったかな?

朝日新聞は2011年3月から航空機使用事業を開始
国土交通省東京航空局から事業認可を受け
取材飛行を有料で請け負うことが可能になりました。

読売と朝日、アプローチは違いますがコストを削減しつつ
自社航空機での取材を続ける取り組みは進んでいるようです。

ブログのカテゴリー分類も追加しないといけないかな〜
久しぶりのほーどー取材機ネタでした。
とりあえずメリクリ

--日本テレビリリース

日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 大久保好男、以下
日本テレビ)は、本日より株式会社読売新聞東京本社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 白石
興二郎、以下 読売新聞社)と取材用ジェット機「セスナ サイテーション アンコール(愛称:みら
い)」を共同運航します。
日本テレビは、より広い範囲での取材や、遠隔地における事件・事故等への迅速な取材対応のため、
取材用ジェット機を所有・運航している読売新聞社と共同運航について、12 月1 日付で契約を締結し
ました。これまでも日本テレビはNNN(日本テレビニュースネットワーク)の取材用ヘリコプターを
運航してきましたが、ジェット機を所有・運航する事で取材可能エリアが格段に拡大します。特に領
土関連やEEZ 排他的経済水域をめぐる問題、海洋事故などにおいて、柔軟に運用できるジェット機は
今後の取材・放送内容をさらに充実させる事になります。
今回の読売新聞社とのジェット機共同運航により、視聴者の皆さまにこれまで以上に質の高いニュ
ースを提供してまいります。



Commented by dora at 2011-12-29 18:33 x
はじめまして。
12月は、<航空報道業界>で、いろいろな動きがありました。
読売新聞、日本テレビの取材用ジェット機共同運航に続き、毎日新聞と共同通信の「小型ジェット機合同運航」が15日に両社から発表されました。以下、毎日新聞より。「毎日新聞社は共同通信社との合同航空取材を拡充・強化し、現行のヘリコプターに加え新たに小型ジェット機を合同運航することで合意した。12年6月のスタートを目指す。導入する小型ジェット機は米国セスナ社製で、高速での長距離運行が可能。羽田空港を拠点に、基本的な取材範囲を日本全土と周辺海域とし、これまで以上に広域で多様な航空取材を展開する」 毎日新聞からすれば、大阪空港を拠点としている双発ターボプロップ機「シャイアン」の老朽化に伴う機体更新を、共同通信との共同運航で円滑に行えるメリットが、共同通信には足の長い小型ジェット機導入で、広範囲な航空取材が可能になるメリットがあるということでしょうか。気になる機体ですが、CJ1クラスになりそうだということで、朝日、読売のサイテーション560より足は短く、長距離の航空取材では、ライバル2社にはかなわないことになりそうです。
Commented by pressaviation at 2011-12-31 18:16
DORAさん◇情報ありがとうございます。
ちょうど記事にしようといろいろ調べているところでした。機体はCJ2+になるようですよ。朝日、読売との脚の長さの差はそんなにないですね。機体はリースで導入する予定だそうです。
また何か分かりましたら教えて下さい、まだ登録番号の予約は出てないようですが。。。
by pressaviation | 2011-12-25 19:51 | 新聞 | Comments(2)

新聞、テレビに見る航空取材合戦。報道飛行機たちの活躍を気が向いたときに書くブログ。その他のヒコーキネタ、新北九州空港の話題も。


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