仙台空港復旧作戦・全社「特落ち」

「特落ち」という言葉が有ります。各社特ダネを報じているのに
自分の社だけがそのニュースを知らなかったという
記者にとっては恐ろしい状況を示す言葉です。
まぁ、各社、どこも取り上げなければ「特落ち」にはならないのですが。。

災害時など、報道取材は共同取材やNHKに全て任せるべきとの
ご意見もお聞きしてますが、

そんな話をお聞きして、ふと思い出しました。



大震災後の3月16日。津波に襲われ壊滅的被害を被った
仙台空港に、アメリカ軍が入り滑走路の復旧に着手しました。

沖縄に展開している第320特殊戦術飛行中隊が3月16日、
パラシュートで空挺隊員と装甲車ハムビーをまず
宮城県松島町上空付近から空中投下。
(凄いよね!)
津波によって泥とがれきに埋もれた仙台空港に入り、
再開作業を始めたそうです。

空港で米軍は自衛隊員らとともにがれきの撤去にとりかかり、
3時間でC130が着陸できる長さ1500メートルの滑走路を確保。

20日には、C17が約40トンの人道支援物資を
積んでアラスカから到着したそうです。

このニュース、アメリカ軍の「星条旗新聞」に書かれ
これを日本の新聞などが記事にしました。
しかし、松島付近にパラシュート降下した映像や写真は
見たことがありません。

この作戦、政府も知らなかったのかな?
(そうだったらそれも驚きだけど・・・)
作戦の事前発表は日本政府から報道機関にはもたらせれず(?)
撮影したメディアは皆無でした。
復旧作業開始のわずか3時間後に着陸した1番機
C130の着陸もどこも撮れていないですね。

こうして仙台空港の滑走路復旧作戦はアメリカ軍の早業のまえに
気がつくと終わっていたのでした。

いろんな報道機関があっても、混乱の状況とはいえ
重要拠点の空港復旧の第一歩を撮り逃しています。

こういう有事に幅広く情報を集め報じる、
報道各社はこういう時こそアンテナを広く張らなければいけませんね。

きっと、他にも埋もれたニュースはあるんでしょうが
短い記事でもいいです。有益で優良なニュースを期待したいものです。

報道各社が取材航空機を共同運行する動きもあります(一部実施)
アンテナが小さくなりませんように。

この仙台空港復旧のパラシュート降下のニュース
「アメリカ軍」の実力に驚いたので、調べてみたらあまりにも
情報が少なかったので、取り上げてみました。

c0015444_3425965.jpg

【写真:3月16日ヘリから見る仙台空港長い方の(3000m)B滑走路はご覧のとおり:USAF】

まずはこの3000mのB滑走路のがれきをどけて1500mの長さを確保
そこに重機を積んだC130が着陸!(凄い)
c0015444_34498.jpg

【写真:震災後最初に仙台空港に着陸した固定翼機:USAF】
写真を見ると奥に白い建物と、ILSのグランドスロープ用のアンテナかな?
見えているので、たぶん海側RW27に着陸(?)
C130のSTOLの能力って凄いんですね。
c0015444_454576.jpg

【写真:C130はこの距離で着陸】

頑張れ!東北!!ARIGATO U.S.
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by pressaviation | 2011-06-08 03:12 | そのほか | Comments(0)

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