JA5075  エアロ・コマンダー680F「東風」(抹消)

JA5075 エアロ・コマンダー680F「東風」
登録1961年2月4日 (抹消)1982年 大阪交通博物館へ
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【写真:交通博物館・大阪】
全 幅15.0m
全 長10.7m
全 高4.42m
自 重2.522t
定格出力380×2
最大速度450km/h
実用上昇
限界8,687m
航続距離2,253km
座席数(乗員1/乗客6)

大阪交通博物館HPより転載
エアロ・コマンダー680Fはアメリカのビジネス用小型機です。胴体より上に主翼があるため下方の視界が良く、日本では航空測量・航空写真・取材活動などに使われました。エンジンとプロペラを二組ずつ持つ双発機で、高速・高高度での飛行が可能でした。しかし、気圧調整機能が付いていないため、高度1万フィート(3,048m)をこえると酸素マスクをしなければなりませんでした。

「東風」は朝日新聞社が1961(昭和36)年に当時の価格で約4~5千万円で購入し、1982(昭和57)年までの21年間、主に山や海上・離島などの取材に活躍しました。上空からの写真撮影、機内での原稿作成、写真現像、そしてそれらの電送も可能でした。

総飛行時間は8,700時間、総飛行距離は250万kmに及びました。これは約1年間の連続飛行時間、地球63周の距離に相当します。日常の機体点検や総分解点検、エンジンやプロペラの取り替えも多く行われ、大切に使われていました。

【主な取材活動】
1961(昭和36)全国野球沖縄地方大会祝賀飛行(沖縄返還以前)
1963(昭和38)「昭和38年1月豪雪」で孤立した福井・長岡等へ血清やトランジスタラジオ投下
1965(昭和40)伊豆大島噴火取材
1967(昭和42)ヨット「コラーサⅡ世号」単独太平洋横断の出迎えと取材
1968(昭和43)小笠原諸島日本復帰を取材原稿を低空飛行で吊り上げ空輸
1975(昭和50)広島カープ初優勝、東京から広島へ原稿空輸、途中カラー写真現像
1981(昭和56)日米合同演習の模様を積丹沖上空より取材

■2014年4年6日 収蔵されていた大阪市の交通博物館が閉館
新博物館は鉄道博物館として2016年オープンらしいのですが
「東風」の扱いはどうなるんでしょう?
航空博物館がもっと必要ですね・・・

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by pressaviation | 2005-03-17 00:09 | 朝日新聞所有機 | Comments(0)

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