最強報道ヘリ88CX
2009年 08月 05日
フジテレビ取材ヘリベル430(JA88CX)。
朝日航洋の運航ながらブルーのカラーが新鮮な機体だけど
装備が凄いゾ!
機体の430は朝日航洋、中日本航空でHD取材ヘリでも
採用数が多い、低振動、広キャビン、足の長い機体だけど
生産中止が決定している。88CXは最終ロットとなるそーだ。
撮影器材はフジテレビ1号機、ヘビー級のTVヘリEC155(NEWS BEE)と
操作系を極力共通にしたそうだ。
カメラの防振装置はCXと東京計器が共同開発したTVACS。
光ファイバージャイロ、起動時間10秒!!
他局の機体にもついているけど、GPSナビ連動も可能。
レンズも最近のHD機同様、42倍、フジノンHA42×13.5。
カメラはソニーのHDC1600。
この機体の自慢はTV局初採用の赤外線カメラを搭載している!!
なんとHDカメラと連動することも可能なんだと!
赤外線カメラはFLIRSystem社のUltra8500。
防災ヘリには着いていたりするけど、
テレビ取材ヘリに搭載とは…思い切ったね〜
因みにこのUltra8500、EC155にも移設可能なんだって!
わざわざ155も改修したらしい。
移設するときは東京ヘリポートで外して
羽田に持っていくのかな〜
収録機はHDCAM HDW-S280。次世代XDCAMも搭載可能だ。
スイッチャーも4入力!FPUはTX2波。
ライブ映像と別に裏送りも可能だ。
エアーウルフのようなスーパーヘリだね(^_^)
惜しむなら、カラーリングかな。。
あと、名前はつくのかな〜?
今度こそ「青島」かな、もしくは「藍沢先生」・・・(^_-)〜☆
報道ヘリにフリアーの赤外線カメラとはさすがですね。
でもUltra8500って望遠効くんでしょうか?望遠仕様の8500XRTの方でも20倍程度で×2のエクステンダー無し、電子ズームあるぐらいだったような・・・
どちらにせよ赤外線カメラが必要な夜間は、騒音苦情で低空を飛べないはずですが、明るい市街地ならHDのカメラで対応可能という判断なんでしょうか。
とにかくスゴイです。
機内にはアナウンサー用の顔出しカメラがあるでしょうから、これに映像を衛星へアップリンクするヘリサット機能が付いた日には、空飛ぶ中継車ならぬ、空飛ぶ放送局といったところですか??
あっ、マスター機能がなかったですね・・・
88CXのFLIRは暗闇での撮影対象の確認に主につかわれるんではないでしょうか?もちろんFLIRの画像も収録できるでしょうが、
寄れない点を考えると、HDカメラと連動する機能を使って対象を捕捉し、ソニーHDC1600カメラのデジタルスーパーゲイン(フレーム蓄積モード)を使うと、とっても明るい画像が撮影可能です。ゲインアップ特有のノイズも少なく高感度収録が可能なんですよ。
顔出しカメラ,搭載VTRとのスイッチングも可能だそうです。
ローターの上にSNGアンテナでも付けれれば、無敵ですね^ ^;
NHKの馬鹿でかいヘリがどんな装備をするのか楽しみです。